当社とスキマバイトサービス「タイミー」を提供する「株式会社タイミー」は、業界・職種・年齢などの境界を越えた「多様な働き方」の選択肢を広げると共に、コロナ禍の影響でホテル業界が抱える人材不足の課題解決に向けて連携いたします。

 

■「タイミー×FIKA」連携の背景

<インバウンド増加によるサービス業界の現状の課題について>
2023年1月の訪日外国人旅行客数は、約149万7300人となりコロナ前(2019年)の55.7%まで回復してきており、前年同月比84倍に増加しており(*1)、2023年春からの本格的なインバウンド需要の回復が予想されています。
そんな中、サービス・観光業界の人手不足が課題となっています。コロナ禍の度重なる行動制限と訪日外国人旅行客の受け入れ停止が続き、離職者が増加しました。
そして今回のインバウンド需要回復に伴い、2023年1月時点の1万社超へ実施された調査では「旅館・ホテル業」の77.8%の企業が「正社員の人手が足りない」81.1%が「アルバイトなど非正規社員が足りない」と課題を感じています(*2)。

<コロナ禍で加速する「新しい時代の働き方」>
2019年から「働き方改革」という言葉が広がりはじめ、急速に全世界で広がった新型コロナウイルスの影響もあり、テレワークや兼業・副業を推奨する企業が増加してきました。2022年に1万人を対象に行われた調査では60%の人が「副業希望をしている」と回答し(*3)、「一人ひとりに合った多様な働き方」が広がりはじめた時代であるとも言えます。

そこで、スキマ時間に「経験・挑戦してみたい仕事」を最短1時間から気軽に体験でき、さまざまな業界でのスキル・経験を獲得できる「タイミー」を通して働き手の人生の可能性を広げるとともに、サービス業界の慢性的な人手不足の課題解消を目指し、両社は連携することにいたしました。

(*1)「日本政府観光局(JNTO)「2023年1月推計値」」より
(*2)帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2023年1月)」より
(*3)「『エン転職』「副業」に関する意識調査(2022年7月)」より

 

■取り組み内容について

両社連携の下、「未経験の人でも簡単に、新たな仕事の一歩を踏み出せる」ように人材の送り出し・受け入れ対応を行っていく予定です。
例えば、教育動画やマニュアルの充実や、受け入れ体制を整えてまいります。さらに、働き手のサービスやホステル業界での経験値に合わせた段階的な業務の依頼や、新たなスキルを獲得する機会の提供、リピートワーカー(※4)に向けたスキルアッププログラムなどを計画中。こういった取り組みにより、専門的なスキルを持った人材を育成し、ホテル業界の人手不足解消するとともに、働き手のキャリア形成に繋げることを目指します。

(※4 タイミーでの働き手)

例)
・未経験人材の積極的な受け入れ/フォロー
・1日体験でも仕事の取り組みフローがすぐにわかる業務ごとの「教育動画」やマニュアルの準備
・「さらに体験したい!」リピーター向けの業務スキルアップ対応
・自治体と連携した「リゾート地域」での副業・ワーケーション推進
・地方各地の農業や観光シーズンに合わせた副業推進
・ワーキングホリデー訪日外国人など「外国人労働者」の積極的な受け入れ  など

コロナの影響でFIKAでもこの数年でスタッフ人数は60%ほどに減少し人手不足の課題を抱えていましたが、タイミー×FIKAの取り組みを2021年11月から実験的に継続した結果、2023年2月にはホステル「UNPLAN(アンプラン)」客室の稼働率は100%となり、「UNPLAN新宿」での売上が2020年2月比較140%と向上いたしました。

今後も両社は様々な新しい取り組みを行い、さらなる業界成長に寄与してまいります。

 

■プレスリリース(PR Times)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000035757.html